日刊産業新聞「新社長登場」に、二九社長 二九直晃が紹介されました。
日刊産業新聞「新社長登場」に、二九社長 二九直晃が紹介されました。
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2023年9月15日に日刊産業新聞社「新社長登場」にて
二九直晃社長のインタビュー記事が紹介されました。
記事を添付致します。是非ご覧ください。
精密機械加工メーカーの二九精密機械工業(本社=京都市南区)の代表取締役社長に6月23日日付で就任。伯父である二九良三前社長の急逝に伴う就任となった。在任14年余りで業績を3倍近くに伸ばした前社長について、「講演活動や行政とのつながりで築いてきた人間関係を、うまく会社の成長に結び付けることができる方だった。社内では人を信頼して任せていた」と振り返る。
入社以来、ほぼ一貫して技術系営業を担当。医療処置具メーカーなどに対する需要開拓に取り組み、ベータチタン(βチタン)極細管事業では顧客ニーズと開発・製造をつなぎ、ビジネスに結び付ける役割を担ってきた。「ベータチタンは順調に伸びているが、まだまだ認知度が低いのが課題。パイプ事業ではベータチタンに続くアイテムを探し、新たな事業の柱も立てていきたい。今はチタン合金系で何かできないか考えている」。
前社長の人脈を引き継ぐための挨拶回りで、今も慌ただしい日々が続いている。「営業職から立場が変わって、収集できる情報ネットワークも広がってきた」と感じる中、現在力を入れている医療関係の需要開拓にも期待があっかる。しかも当面は、腰を据えた経営を心がける考えだ。
同社は1917年創業で、機械加工メーカーとしては京都で2番目の歴史を持つ100年企業。加工拠点は京都工場と八木工場にあり、近年増えた従業員は現在284人にも上り、平均年齢は38歳と若返っている。これからは長年のノウハウと、新しい発想の融合に向けたかじ取りが試される。
二九 直晃(ふたく なおあき)氏=1995年専門学校卒。
工作機械メーカーの高松機械工業での勤務を経て、00年二九精密機械工業入社。
10年常務取締役、23年6月代表取締役社長。