チタンとは
チタンとは
《チタン発見》
今、最も注目されている金属「チタン」。
人類と金属の関わりの中で、他の金属に比べるとその歴史は実は驚くほど浅いんです。
1791年 イギリスの牧師 ウィリアム・グレガーが鉄と異なる「黒い砂(鉱石)」を偶然に発見。
元素に「メナカイト」と名付けました。
更に4年後の1795年 ドイツの化学者マルティン・クラプロートが 鉱物ルチル中に同じ元素を発見。
ギリシャ神話の勇敢な巨人「ティターン」から「チタン」と命名し、人類はようやくチタンと出会うことになるのでした。
その後、研鑽を重ね、今日でも採用されている「クロール法」という工業的量産方式が確立され、世界中でチタンが活用されるようになったのはなんと1948年!
生まれてまだ60年という新しい歴史の中で、未だ無限の可能性を秘めたチタン。
そんな未来の素材をFUTA・Qはトップレベルで追及しています。
《チタンになるまで(精製)》
チタン鉱石 ⇒スポンジチタン⇒チタンインゴット⇒圧延⇒チタン材(線材・板材)
《チタンってどんな金属?》
チタンの三大特長と言えば、「軽い!」「強い!」「耐食性に優れる!」があげられます。
【参考】チタン合金(βチタン)の特性表
☝軽い! 純チタンの比重は4.51(チタン合金は4.8)で、鉄とアルミの中間であり、
鉄の約60%、銅の1/2程度の軽さです。
☝強い! 引っ張り強さが純チタンでは270~750MPa(一般的な鉄鋼材料:
750MPa程度)、特にチタン合金では750~2000 MPaにもなり、
比強度(密度当りの強度)は圧倒的に優れています。
☝耐食性に優れる! 海水中では、白金に匹敵、他の主要金属より優れています。
» 「チタンの腐食媒質に対する耐食性比較表」
《チタンのFUTA·Q》
このように優れた耐食性や強さ、軽さから、航空機部品、化学プラントなどの産業分野で生かされてきたチタン。そして今、チタンの
・『軽い』、『強い』、『非磁性』という特長から、医用装置分野
・『無毒性』、『生体適合性』という特長から、医療機器・福祉分野
への活用が期待されています。
FUTA・Qでは独自の微細加工技術と最先端設備が可能としたcomposite technology(複合技術)により、新たな製品開発へのご提案をいたします。
「possibility(可能性)を現実にする」
私達とご一緒に未来を変えるものづくりをしてみませんか。