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SUSパイプ(ステンレス)

SUSパイプ(ステンレス)

SUS(ステンレス鋼)とは?

鉄(Fe)を主成分とし、クロム(Cr)を含む錆びにくい合金

ステンレスは、綺麗な光沢と錆びにくい特徴から、台所用品など一般にも良く知られる金属です。
特に耐食性能に優れているため、食品加工装置や医療、分析機器への使用量も増加しています。
鉄(Fe)の耐食性はクロム量の増加とともに向上し、特にクロムを12%以上添加した鋼を ステンレス鋼と呼びます。
鉄(Fe)が錆びなくなるのは、クロム(Cr)が酸化されやすく、ステンレス表面がクロム(Cr)の酸化被膜で覆われて、金属内部への酸化反応を遮断するためです。

ステンレス鋼は、以下のように大別されます。

ステンレス鋼分類

FUTA・Qで主に取り扱っているのは、「③オーステナイト系ステンレス鋼」です。
耐食性、加工性、成形性、溶接性に優れ、高温強度も高く低温でも靭性が良好な鋼であり、 家庭用品、自動車部品、化学工業、食品加工、医療機器など広い分野で使用されています。

磁石にくっつくSUSとくっつかないSUSとの違いは?

ステンレス鋼で代表的なSUS304は、一般的には磁石がくっつきません。
しかし、「ステンレス鋼は磁石にくっつかない」と言ってしまうと間違いで、
大きく分けると、
 「オーステナイト系のステンレス鋼=磁石にくっつかない」
 「その他のステンレス鋼=磁石にくっつく」
となります。
ステンレス表面は、酸化した不導体被膜(クロム酸化被膜)で覆われており、この不導体被膜は非磁性です。

また、ニッケル(Ni)は磁気異方性があり、オーステナイト系ステンレス内部のニッケル 結晶方向から磁気方向をじゃまする性質があり、磁石にくっつかないのです。

ステンレスを曲げ加工してマルテンサイトになると磁石に付くの?

オーステナイト系ステンレス鋼に外力が加わるとマルテンサイト系になります。
曲げ加工などの成形加工をすると加工した部分がマルテンサイト化して磁性を帯びるので 磁石にくっつきます。
単に材料の名称だけでは、非磁性かどうかが判別できません。

FUTA・Qで取り扱い多いステンレスは、どんな種類なの、その特徴や組成は?

名称 成分 特徴
SUS304 19Cr-9.3Ni 耐熱鋼として最も一般的に使われている。耐食性、溶接性、機械的性質が良い
SUS303 18Cr-9Ni 快削ステンレス鋼と呼ばれ、硫黄やリンを添加し切削性や耐焼付性が高い。耐食性はSUS304より劣る
SUS316 17Cr-12Ni-2.5Mo モリブデン(Mo)を添加して耐食性、耐孔食性がSUS304より向上している
SUS316L※ 17Cr-12Ni-2.5Mo 316の性質に加え、C量が低い極低炭素鋼にすることで、さらに耐粒界腐食性が向上している

※ Lは、Low carbonの略

SUS316Lは、なぜより耐食性が高いのでしょう?

ステンレス鋼は、表面に不動態被膜(酸化クロム膜)ができて、表面を錆から防ぐことを説明しました。
ところが、高温の約650℃雰囲気にさらされると、炭化クロム(Cr23C6)が生成されて、部分的にクロム酸化被膜がなくなり、防御できない個所が現れます。
この現象を粒界腐食と言います。
粒界腐食の対策として、炭素を0.03%以下に減らすことで、より耐食性の高いSUS316Lステンレス鋼ができました。

各種SUSパイプを使用した数多くの製品をお取り扱いしております。
医療機器を中心に、分析機器、半導体関連、自動化装置等、様々な分野に向けて
各種精密加工技術を組み合わせ、お客様のニーズにお応えします。

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