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レーザー溶接
レーザー溶接
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FUTA・QではYAGレーザー、ファイバーレーザーと仕様の異なる複数のレーザー溶接機を備え、さまざまな要求事項にお応えしています。
レーザー溶接は深さに対して幅が狭く溶け込み効率のよい溶接が可能です。
特にファイバーレーザー機による連続溶接では重ねのない滑らかな溶接表面に仕上げることも可能です。
レーザ微細溶接技術
光学ユニット小径パイプとSUS薄肉パイプのレーザ溶接の接合技術を紹介します。
薄肉小径パイプのレーザ溶接は部品が損傷しやすく、設備に精通した技能者の工夫とスキルにより、ようやく実現できるものです。
【溶接工程】
光学ユニットパイプ上部にSUS薄肉パイプを直線的に並べてレーザ溶接する。
【難しい点】
① パイプ内側には照明用と画像用の光ファイバーがあり、
溶接時の熱による歪が出て、撮影画像に何か影響が生じるか心配。
② 溶接の接合部分をなるべく目立たせたくない。綺麗なパイプ外観に仕上げたい。
実現のための工夫とポイント
① レーザ加工機による小径パイプ溶接では、レーザ光幅が狭くなり深くまで溶け込むため、
光ファイバーを損傷させない溶接条件設定が必要。
② パイプ加工面に細かく滑らかに直線的な溶接ビームを作ること。
溶接後の評価
① レーザ溶接部のビームが美しい仕上がりにできた。
② 光学ユニットの撮影画像確認の結果、溶接時の熱による影響は見られなかった。
2本の半月型パイプをレーザー溶接
注射針くらいの細いパイプを接合する技術で、溶接部が目立たない特長があります。主に検体を吸引する中空針で使用され、片方のパイプからエアーを送りこみ、他方のパイプから検体を吸い込む2WAY機能を要する製品に最適です。材質・形状は、ご要望に応じて製作いたします。