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vol.11 現場の悩み解決!微小部品の形状判別

vol.11 現場の悩み解決!微小部品の形状判別

微小部品判別装置(クラベルゾウ)

医療器具は、小型化の進化を続けており、カテーテル治療や内視鏡検査の普及により、患者の体力的・精神的な負担が大きく軽減されました。一方、部品加工の現場では、肉眼で判別できない微小な部品を全数顕微鏡による外観検査を行って、製品品質を保証しています。あまりにも小さな部品のため、検査員の注意力やスキルに頼ることになり、異部品(類似品)の混入を見落とすリスクが排除できません。そのような思いから、安心して製品出荷できる自動の微小部品判別装置を完成させました。

■ 判別できる微小部品

部品材質 :SUS、チタン、プラスチック他
トレーサイズ:外形 175 mm(右写真)
判別部品:長さ1~5 mm
画素分解能:0.008 mm
梱包形態:100個入りトレー使用時(判別数量は変更可能、カメラ検知)

検査トレーの写真
微小部品例の写真
微小部品例

判別装置の操作方法

● 装置寸法 500 W×550 D×500 H
● 上部カメラ  (120万画素、部品位置の検出用)
● 判別カメラ (45万画素、判別学習機能設定付き)
● カメラ・上下左右2軸移動+部品・前後スライドテーブル
● 安全スイッチ、前カバー付き
● 判別時間 2秒/個 (カメラ移動含む)

クラベルゾウの写真

開発の声
汎用マイコンを使用して、リーズナブルに製作しました。製品位置や姿勢に関わらず部品形状を判別させるため、プログラムや設定パラメータを工夫しました!

■ 判別装置の操作方法

(1) 判別する部品をタッチスクリーンから選択します。
(2) 前カバーを開けて、部品トレーをセットします。
(3) カバーを閉め、タッチスクリーンの「検査開始」を押します。
(4) 自動判別が始まり終えると、判別結果をモニタ表示します。
(5) 判別結果が印字され、部品トレーを取り出して完了です。

クラベルゾウの中身の写真

開発の声: 汎用マイコンを使用して、リーズナブルに製作しました。製品位置や姿勢に関わらず部品形状を判別させるため、プログラムや設定パラメータを工夫しました!

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