HOME » FUTA・Qメルマガ » レーザー加工 » vol.14 フェムト秒レーザを駆使して微細加工の究極を目指す!
vol.14 フェムト秒レーザを駆使して微細加工の究極を目指す!
vol.14 フェムト秒レーザを駆使して微細加工の究極を目指す!
更新日:
フェムト秒レーザ加工機を導入して2年半が経過。 金属、樹脂、ガラス、シリコン、セラミックなど様々な案件に取り組みレーザ加工技術が進化してきました。「フェムト秒レーザ加工機の精度や形状は、どこまでできるの?」との問い合せをいただきます。今回は、ミクロンの微細加工を行いレーザ顕微鏡と電子顕微鏡を用いて、形状観察しましたので紹介いたします。
■ フェムト秒レーザの高精度加工
【 フィルムへの微細穴加工 】
● 熱影響の少ないバリなし高精度加工が可能高密度の10 μm微細穴加工ができます。
●フィルムや小径パイプなどの加工例です。

0.05 mm厚
● 穴径 : Φ11 μm
● ピッチ : 31 μm
● 穴数:100個
●レーザー顕微鏡で拡大観察


【 SUS板への微細溝加工(ナノ周期構造) 】
● パルスレーザの誘起周期を用いることで表面にナノ周期構造が形成できます。
● 溝の加工角度を変えることで、円板にはきれいな 虹模様が見られます。
● 材料外径:Φ35 mm
● 材質:SUS304
● 加工寸法
溝幅:約0.5 μm
ピッチ:約0.8 μm
溝数 : 約1250本/mm

● 材料外径:Φ35 mm
● 材質:SUS304
● 加工寸法
溝幅:約 0.5 μm
ピッチ:約 0.8 μm
溝数:約1250本/mm

● 電子顕微鏡(SEM)で拡大観察


●フェムト秒レーザの加工形状をその場で確認いただけます。また、変更対応もいたします。
●「ナノ」レベルの材料表面観察や元素分析・寸法測定が、すぐその場で行えます。
● Youtubeから、「フェムト秒レーザ加工と電子顕微鏡測定」をご覧ください。
