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vol.26 検査装置の自社開発!微細部品の形状判別など

vol.26 検査装置の自社開発!微細部品の形状判別など

FUTA・Qでは、京都工場にR&D部門を新設して、約8年が経過しました。経験豊富な技術者と中堅社員がタッグを組んで評価・検査装置を開発する体制が整っています。お客様の要望やより良い製品の開発・製造を行う上では、市販の装置で十分な評価や検査が難しい場合があり、その目的に合わせた評価・検査装置を自社開発しています。今号では、より進化した微細部品判別検査装置「クラベルゾウ」をご紹介します。

■ 外販モデル!微細部品判別検査装置 「クラベルゾウ」

クラベルゾウは、簡単な操作で微細部品を判別できます。AI搭載センサーが異形部品混入を判別し目視検査の負担を解消します。

● くし刃回転刃物台は、Y・X軸移動と135°の旋回動作が可能。
● タレット刃物台は、10個の刃物を切り替えて加工可能。
● 背面側刃物台は、Y軸移動し製品の裏面を同時加工可能。

部品のサイズ比較のための写真
外形1 mm以下の微細部品も
クラベルゾウの外観の写真
【クラベルゾウNew外観】
クラベルゾウの内部の写真
【内部からトレー引出し】

■ クラベルゾウの進化

● 128種類の部品情報を登録可能。多品種小ロットの微細部品に対して、簡単な操作で人に左右されずに安定して形状を判別できます。
● 卓上コンパクトサイズです。幅444×奥行532×高さ477 mm
● 大型タッチパネルとWindows10の採用によりパソコン感覚で操作できます。
● ネットワーク対応で、検査結果やデータ活用をリモートで行えます。
● 検査テーブルが引き出せるようになり、部品トレーが容易にセットできます。

■ 他にもある自社開発の評価・検査装置

(1)パイプ内面粗さ測定装置(アラサミール):Φ0.35 mmの極細ファイバースコープで内面観察して、内面の異物付着や傷を検査します。フタクメールマガジンVol.24でご紹介しました。
(2)小型万能試験機:小さな部品の溶接・異種接合部の強度検査。フタクメールマガジンVol.25でご紹介しました。
(3)不純物残留測定装置(コンタミ―ル): 高精度シリンジポンプを搭載して、ノズル異物残留不具合を検査する装置です。お客様の使用環境に近い条件でノズル内面性能が評価できます。

アラサミールの写真
(1)内面粗さ測定装置・アラサミール
小型万能試験機の写真
(2)小型万能試験機
コンタミールの写真
(3)不純物残留測定装置・コンタミール

「検査装置の自社開発!微細部品の形状判別など」のPDFこちら

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