HOME » FUTA・Qメルマガ » 仕上げ・鏡面・接合 » vol.28 精密部品の品質を支える仕上げ加工設備
vol.28 精密部品の品質を支える仕上げ加工設備
vol.28 精密部品の品質を支える仕上げ加工設備
更新日:
■ 製品の仕上げ加工設備一覧
装置名 | 特 徴 | 備 考 |
ショット・ブラスター | ノズルから圧縮エアーと共にアルミナなどの研磨剤を製品に衝突させて表面加工する | 下記説明 ① |
エアロラップ (鏡面研磨機) | 原理は、ショットブラスターと同じ。特殊な湿式研磨剤を吹き付けることで鏡面仕上げが可能 | 下記説明 ② |
遠心バレル研磨機 | 複数のバレルが公転・自転の遊星回転を行い遠心力による高圧力・高速回転で研磨する | 下記説明 ③ |
回転バレル研磨機 | 回転するバレル容器に製品と研磨石などを入れて回転させ、擦れ合う力で製品を研磨 | 金属加工品のバリ取りに使用 |
バフ研磨機 | バフと呼ばれる束ねた布に研磨剤を塗布し、回転させたバフにワークを押し付けて磨く | 加工品の鏡面 仕上げに使用 |
① ショット・ブラスター
吹付ける研磨剤を変えることで、様々な用途に使用できます。製品のバリ取りやスケール除去、研磨剤を表面に打ち付けて粗くする加工など。右写真の製品は、右側の鏡面加工部をマスクして、左側を梨地仕上げしています。


② エアロラップ(鏡面研磨機)
バフ仕上げでは、バフ目と呼ばれる微小傷が製品面に残ります。さらに鏡面仕上げが必要な製品や複雑な部品形状の鏡面研磨に使用します。


③ 遠心バレル研磨機
バレル容器内に製品と研磨石、液体、コンパウンドなどを入れて装置にセットします。バレル容器は、右写真のように自転し、底面の回転板が公転します。研磨石を選定することで、粗仕上げから光沢仕上げまで行えます。

