HOME » FUTA・Qメルマガ » 仕上げ・鏡面・接合 » vol.68 表面状態を最適化! 仕上げ加工の選び方
vol.68 表面状態を最適化! 仕上げ加工の選び方
vol.68 表面状態を最適化! 仕上げ加工の選び方
更新日:
精密加工部品を必要とするお客様は、求める機能を発揮するために、精緻な形状や寸法だけでなく、部品の表面状態を重視されるケースがよくあります。FUTA・Qでは、加工や仕上げ方法を最適化して、お客様が要望される表面状態を実現いたします。
■ 様々な精密部品の表面仕上げ事例

ラップ板に吹き付けた砥粒により、平面研磨加工する

アルミナなど研磨メディア吹き付け梨地加工する

弾力性のある特殊研磨材を吹き付け鏡面加工する

金属表面を溶解させることで、エッジを滑らかに仕上げる
■様々な仕上げ加工と表面状態
製品の表面は、同じ表面粗さであっても仕上げ加工方法の違いにより表面状態に特徴が見られます。SUS304平板に、ブラストによる鏡面加工や梨地加工といった物理的な加工、酸洗浄や化学研磨や電解研磨などの化学的な加工など、様々なタイプの表面仕上げを行った際のSEM観察画像を以下に示します。
SUS304平板 | 加工前 | 物理的な加工 | |
ブラスト(鏡面仕上げ) | ブラスト(梨地仕上げ) | ||
SEM観察画像 X1000 | ![]() | ![]() | ![]() |
SUS304平板 | 化学的な加工 | ||
酸洗浄 | 化学研磨 | 電解研磨 | |
SEM観察画像 X1000 | ![]() | ![]() | ![]() |
☆ 表面状態の最適化が必要な際には、二九精密機械工業にご相談ください!