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vol.73 CNC旋盤による特殊形状加工(偏芯加工やポリゴン加工)

vol.73 CNC旋盤による特殊形状加工(偏芯加工やポリゴン加工)

FUTA・Qでは、長年にわたり様々なCNC旋盤を用いて、 多種多様な製品の加工に携わってきました。 今号では、特殊な形状の加工部品が求められる場合に 有効な加工方法の例として、CNC旋盤を用いた偏芯加工 やポリゴン加工について紹介します。

スイス型CNC自動旋盤の写真
スイス型CNC自動旋盤

■ 偏芯加工サンプル

スイス型CNC自動旋盤で加工した偏芯加工サンプルの事例です。SUS304製の丸棒を用いて、偏芯加工を行いました。

軸外径の偏心加工の写真
軸外径の偏心加工(偏心量5.7 mm)
SUS304 Φ15×72
軸内径の偏心加工の写真
軸内径の偏心加工(偏心量3.5 mm)
SUS304 Φ18×72

■ CNC旋盤を用いた偏芯加工

CNC旋盤を用いた偏芯加工は、主軸の回転と同期を取りながら、バイト工具を移動制御して、主軸にセットしたワークを切削加工することで実現しています。例えば、右のイメージ図のように、プレート間の連結位置が変わるような偏芯加工が可能です。また、偏芯した位置にも円柱やねじ切り加工ができます。

CNC旋盤を用いた偏芯加工の説明図
偏心ねじのイラスト
偏心ねじ

主軸の回転に合わせてバイト工具が移動

■ CNC旋盤を用いたポリゴン加工

CNC旋盤加工機を用いたポリゴン加工では、主軸とポリゴンカッターの回転比を制御することで、平面加工を実現しています。例えば、右のイメージ図のように、加工チップを3個取り付けたポリゴンカッターを用いることで、六角柱状に加工することができます。

ポリゴン加工の説明図
2面カットのイラスト
2面カット
四角柱のイラスト
四角柱
六角柱のイラスト
六角柱

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