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vol.78 医療デバイス向け・各種接合技術の検討

vol.78 医療デバイス向け・各種接合技術の検討

FUTA・Qでは、切削・研削・レーザー加工・研磨・表面処理など、各種・複数の加工技術を用いて製作した子部品を組合せ、お客様に提供しています。
医療デバイス向けには、高機能材料からなる、細く小さな部品を組み合わせるケースも多く、対応するために接合技術の開発に取り組む必要があります。

形状記憶合金(NiTi)パイプの接合技術検討

血管内治療に用いられるカテーテルなどの医療デバイスでは、形状記憶合金(NiTi)製の加工部品が使われることがよくあります。形状記憶合金(NiTi)は、接合時に受けた熱履歴等が、特性に及ぼす影響が大きく、接合技術に工夫が必要になります。

半田付け
(NiTiパイプ接合)

レーザースポット溶接
(NiTiパイプ接合)

スパイラル接合+溶接
(FUTA・Q開発技術)

細径パイプ接合検討品の応力-ひずみ曲線

・検討品の引張試験では、半田付け品に対して、レーザースポット溶接品は、接合強度が向上しました。

・スパイラル接合検討品は、組付けただけの状態で、半田付け品と同等の接合強度と、5倍程度の最大ひずみを示しました。

・折れにくい、より信頼性の高い接合技術を目指し、技術開発を継続中です。

☆ レーザー溶接や半田付けだけでなく、接着やろう付け等の接合にも対応できます。

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