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vol.81 クリーンルーム再構築 医療部品製造の新ステージへ
vol.81 クリーンルーム再構築 医療部品製造の新ステージへ
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FUTA・Qは、クリーンルーム導入から5年を経て、より信頼性の高い医療機器向けの部品供給に対応するためにクリーン環境の再構築を完了しました。パーティクルカウンターを用いたクリーン度管理に加え、室内のアルコール噴霧洗浄や菌検査の管理も対応可能となりました。「ISO13485」に対応できる、信頼性の高い製品供給体制が整いました。

クリーンルーム外観

パスボックス(1.5m長尺製品対応)

手洗いシンク、エアータオル

クリーンルーム内部の様子
除菌および菌検査 (浮遊菌、落下菌、付着菌)
菌検査の結果: 全ての測定ポイントで、菌の検出は“ゼロ”でした。
・クリーンルーム内の菌検査
浮遊菌測定ポイント 22か所
落下菌測定ポイント 22か所
付着菌測定ポイント 10か所
・培養温度 30~35 ℃
培養時間 48時間

落下菌検査後シャーレ

除菌前のクリーンルーム内養生作業
清浄度の確認
22か所の測定ポイントで、0.5μm粒子のパーティクルカウンターを用いてクリーン度を測定しています。
(ISO14644-1:2015に準拠)
・測定結果(2025年8月): 粒子濃度 20~140(個/CF)
管理レベルとしてはクラス10000 (ISOクラス7)ですが、クラス1000の清浄度を確認しています。

広さ: 203㎡(17.5m ×11.6m)