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渦電流探傷検査装置「キレツミール」

渦電流探傷検査装置「キレツミール」

渦電流探傷検査装置「キレツミール」

小径パイプや極細ワイヤーなどの、極度に小径化や薄肉化された細径金属部品では、マイクロクラックなどの微細な構造欠陥が、部品性能に及ぼす影響が大きくなります。したがって、安心できる細径金属部品を提供していくためには、既存の検査装置では識別することが出来ず、目視での検査も難しい微細な構造欠陥を検査できる技術が必要でした。そこで、FUTA・Qでは、細径金属部品の微細な構造欠陥を検出することができる、渦電流探傷検査技術/装置を自社開発しました。。

検査装置の外観

渦電流探傷検査装置
キレツミール

検査装置の仕様

  • ● 装 置 寸 法: 720(W)×910(D)×710(H) mm
  • ● 測 定 原 理: 渦電流探傷法
  • ● 測 定 対 象: Φ0.5~Φ3.0mm×300 mm以下
  • ● 材  質 : ニッケルチタン(NiTi)、SUS304など
  • ● パイプ供給: 自動供給、合否振り分け機構付き
  • ● 操  作 : 15インチタッチパネル
キレツミールモニター表示

検査装置の操作方法

  • (1)検査する製品の外径や材質をタッチスクリーンから選択します。
  • (2)供給ユニットに小径パイプをセットします。
  • (3)タッチスクリーンの「開始」を押します。
  • (4)搬送ユニットがパイプを自動でチャックして測定台に吸着セットします。
  • (5)渦電流探傷センサーが動作して、パイプ全体を検査します。
  • (6)検査の判定結果により、パイプをそれぞれ合否トレーに振り分けます。
キレツミール 検査パイプ例
キレツミール 目視では亀裂が見えない
過電流信号がしきい値以下のまま
過電流信号がしきい値を超えている

検出原理:渦電流探傷法

  • ・励振コイルに高周波電流を流してパイプに磁界を与えると渦電流が発生します。
  • ・渦電流から発生した磁界を検知コイルで検出します。
  • ・パイプに構造欠陥があると渦電流が変化し、検出した磁界に変化が発生します。
  • ・センサーを2個搭載しパイプ両側から検査します。
検出原理:渦電流探傷法
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