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vol.49 異種金属微小部品の抵抗溶接可視化技術を開発!

vol.49 異種金属微小部品の抵抗溶接可視化技術を開発!

FUTA・Qは、お客様からのご要望にお応えするために、様々な要素技術を開発してきました。高機能化や低コスト化のために、異種金属を接合する技術は、多くのお客様からご要望をいただいています。今号では、異種金属の抵抗溶接技術を紹介いたします。

■溶接状態の可視化を実現する“抵抗溶接装置”

・溶接時に材料が示す動的変形挙動を観察するために変位量センサを搭載した抵抗溶接装置を開発しました。下のグラフは、SUS304金属箔とタングステン線の抵抗溶接を行った際のモニタ画面です。
・溶接状態の可視化技術を活用することで、溶接品質を確認できるように取組んでいます。

モニタ画面
モニタ画面
抵抗要請装置の3D図
抵抗溶接装置

■ 異種金属抵抗溶接検討品の観察、評価

① タングステン線の周囲を覆うようにSUS304が溶融して接合していました【SEM画像】。
② タングステン素線に対する溶接品の破断強度(比率)を測定したところ、φ100µm単線の溶接品で85%、φ60µm撚線の溶接品で94%でした【引張試験】。

引張試験機の写真
【引張試験機】
Φ100 ㎛の引張試験の結果のグラフ
Φ100 ㎛の引張試験前のSEM画像
引張強度試験前
Φ100 ㎛の引張試験後のSEM画像
引張強度試験後
Φ60 ㎛の引張試験の結果のグラフ
Φ60 ㎛の引張試験前のSEM画像
引張強度試験前
Φ100 ㎛の引張試験後のSEM画像
引張強度試験後

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