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vol.53 精密用途向けの直線性に優れた小径パイプやワイヤー

vol.53 精密用途向けの直線性に優れた小径パイプやワイヤー

FUTA・Qでは、適切な直線化 (矯正加工)を施したワイヤー製品や小径パイプ製品をご提供しております。医療機器や分析機器などの精密性が要求される用途に使用されるワイヤーや小径パイプでは、直線性が問題になることがあります。ワイヤーにはリールの巻き癖があり、パイプ製品には造管工程で受けた応力歪や変形が残るため、製品に適した直線化技術により、高品質な製品を生み出しています。

■ FUTA・Qの直線化加工例

直線化加工例の説明図

■ 直線化のメカニズム

直線化(矯正加工)は、下表の2種類に大別できます。

  矯正加工の種類 矯正加工の特徴 矯正加工のメカニズム
A

ローラー矯正

スピナー矯正

複数のローラーやスピナーを用いて、材料の曲げ戻しを繰り返して材料の残留応力を平均化して直線化する

残留応力のイメージ図1

材料内部の残留応力分布を平均化して直線化

B テンション・アニール 材料を引っ張りながら加熱し、応力下で組織を再結晶させることで残留応力を除去して直線化する

残留応力のイメージ図2

加熱して残留応力を除去

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