vol.74 部品の仕上げを決める、各種表面研磨(処理)加工

vol.74 部品の仕上げを決める、各種表面研磨(処理)加工

更新日：2025年02月20日

ＦＵＴＡ・Ｑでは、お客様の求める表面状態に仕上げるために、様々な表面研磨(処理)加工を使い分けています。今号では、SUS304平板に代表的な表面研磨(処理)加工を施した表面状態の違いをご紹介します。表面粗さ(Ra)の数値が同じでも、加工方法の違いによって部品外観は変わります。また、部品形状や研磨位置により、最適な加工方法を選択する必要があります。

■ 代表的な物理的表面研磨（処理）加工と外観

SUS304 10×20 mm 厚み2 mm	未処理 （ブランク）	代表的な物理的表面研磨（処理）加工・テストサンプル
		バフ研磨	ブラスト研磨 鏡面仕上	ブラスト研磨 梨地仕上
Ra(㎛)	0.21	0.04	0.07	0.44
サンプル外観画像
SEM観察画像 500倍

■ 代表的な化学的表面研磨（処理）加工と外観

SUS304 10×20 mm 厚み2 mm	代表的な物理的表面研磨（処理）加工・テストサンプル
	化学研磨	バフ＋電解研磨	電解研磨	酸洗浄(強)
Ra(㎛)	0.1	0.20	0.21	0.32
サンプル外観画像
SEM観察画像 500倍

☆最適な表面状態の精密加工部品が必要な際には、二九精密機械工業にご相談ください！

PDFはこちら