分析機器
分析機器
ノズル・ニードルのデッドボリューム改良例
ニードル・ノズルの針先デッドボリュームの改善やパイプの特殊構造に加えて、内面研磨、表面処理などの技術で定量分注と高精度な分析を実現します。
③パイプ技術
③-1■ パイプ内径研磨技術 (SUS316L、純チタン2種など難切削材にも対応)
【研磨後】→
FUTA・Qの内径研磨は、パイプ内面の真円度の向上と内面の面粗さを向上させるため、洗浄時の残留物除去が容易となります。また液残りが起こり難いため、定量的な分析用ニードルとして使用可能となります。
③-2■ 大気開放技術(エアー抜き)
真空採血管など封止された容器からの試料吸引もしくは吐出時に大気圧との圧力調整のための手法です。FUTA・Qでは2種類の大気開放技術をご用意しています。
1)ダブルニードル構造
メインのニードルパイプの外側に大気開放用のパイプを溶接等により固定致します。
あらゆるサイズに対応可能です。
2)溝付きニードル構造
ニードルパイプの側面に溝を設け、大気開放致します。
刺通時に抵抗がありません。
③-4■ 液切れ・撥水性向上
ノズル形状(ロングテーパー)や各種表面処理にて、液切れ・撥水性を高めます。コーティングは絶縁効果の高いPTFEや、無色透明で膜厚1μm以下のF2901などご提案いたします。
ロングテーパーノズル
PTFEコーティング
F2901コーティング → F2901コーティングの詳細はこちら
④先端加工技術
④-1■ デッドボリューム
ニードル先端内部に空間があると、デッドボリュームとなり、液残りが発生。 コンタミネーションの原因となり、分析精度を悪化させる要因となります。
FUTA・Qでは、独自の加工でニードル内面にデッドボリュームを作らずに製造することが可能です。