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環境報告2017

環境報告2017

ご挨拶


近年、国内外の自然災害による環境への影響と、人類そのものに起因する環境問題等によって、地球を取り巻く環境が大きく変化・深刻化しています。
企業が社会から要請される責任も変化し、「事業を通じた」問題や課題の解決が求められています。
当社は刻々と変化する時代の要請、社会の課題に事業を通じて積極的に取組んでまいります。

ここに当社の2017年度の環境保全活動状況及び結果を報告させて頂きます。


2018年5月30日
二九精密機械工業株式会社
代表取締役社長 二九 良三

付表-1

2017年度 環境改善活動の内容と実績

《本社》

環境改善計画目標 具体的施策 目標値 実績値 目標
達成率(%)
評価
1「省資源」
営業車燃費の向上
(営業車6台の2016年度燃費平均の1%向上)
単位(km/ℓ)
11.急発進・急加速を行わない
2.安全運転を行う
3.制限速度を守る
222.90 237.96 106.8% A
2「啓発活動Ⅰ」
社屋及び周辺の美化活動
年2回以上実施
1. 社屋・内外清掃をイベントとして実施 2回以上 2回 100.0% A

《京都工場》

環境改善計画目標 具体的施策 目標値 実績値 目標
達成率(%)
評価
1「省資源」
(2016年度製造売上100万円当りの電気使用量1%削減)
原単位(kwh/100万円)
1. 不要な箇所の消灯実施 1,318.01 1401.78 94.0% B
2「啓発活動Ⅰ」
工場内・周辺の美化活動
(毎週1回実施/作業環境改善)
(目標値…毎週1回実施で1/1月とする)
“1.工場内・周辺の美化活動(清掃)
2.3S活動の推進”
12回 12回 100.0 A

《八木工場》

環境改善計画目標 具体的施策 目標値 実績値 目標
達成率(%)
評価
1「省資源」
製品加工不良の低減
(2015~16年の2年間の1%低減)
単位(不良率:%)
1.寸法出し合わせ品の削減
2.加工中における品質チェックを確実に行う
3.ルールを守り不良に繋げない
0.65% 0.75% 86.5% C
2「化学物質」
化学物質(ジクロロメタン)
使用量1%削減
(2015~2016年度平均比)
売上高100万円当り
原単位(ℓ/100万円)
1.洗浄製品の適正化
 (加工内容にて選択)
2.洗浄方法の教育・指導
3.目標値・達成状況の掲示
2.34 2.41 97.30% B
3「啓発活動Ⅰ」
工場内・周辺の美化活動
(毎月実施)
1.工場内・周辺の美化活動(清掃・除草) 12回 12回 100.0% A

《環境委員会》

環境改善計画目標 具体的施策 目標値 実績値 目標
達成率(%)
評価
1「啓発活動 Ⅱ」
環境イベントの実施
年2回以上
1.環境委員会にて計画・実施 2回以上 2回 100.0% A

2017年度 環境方針


基本理念

二九精密機械工業株式会社は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、全組織を挙げて環境負荷の低減に継続的に取り組みます。

方針

二九精密機械工業株式会社は、半導体製造装置・分析機器・医療検査機器等の精密機械部品の製造・販売に係る全ての活動、製品及びサービスの環境影響を低減するために、環境改善の目的及び目標を定め継続的に活動を実行し改善向上を図ります。

1.当社は環境側面に関する法規制並びに同意したその他要求事項を順守します。

2.当社の活動、製品及びサービスに係る環境影響のうち、以下の項目に配慮し環境にやさしい企業活動を行います。
    a. 省資源・省エネルギーに努め環境負荷を低減します。     b. 廃棄物の排出抑制と再利用に努めます。     c. 製品含有化学物質管理における体制維持及び法規制の順守・顧客の
      要求に対応していきます。     d. 有害化学物質を徹底管理し環境汚染防止に努めます。     e. 啓発活動(工場内・周辺の美化活動)及び環境イベント
      (社会貢献活動含む)を実施します。

3.一人ひとりが環境負荷低減活動を積極的に実践出来るように「環境方針」を定め、この環境方針を全従業員に周知するとともに一般の人々が入手出来るようにします。

4.地域の環境改善活動に積極的に参画します。

上記の方針達成のために、環境目標及び達成計画を設定し、定期的に見直し環境マネジメントシステムを推進します。


2017年4月1日
二九精密機械工業株式会社
代表取締役社長(最高責任者) 二九 良三

会社概要


①会社名
二九精密機械工業株式会社

②所在地
・京都府京都市南区唐橋経田町33-3(本社)
・京都府京都市南区吉祥院内河原町20-1(京都工場・R&Dセンター)
・京都府南丹市八木町大藪下河原田8-1(八木工場)
・東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー4階(東京営業所)
・大阪府吹田市山手町3丁目3番35号
 関西大学イノベーション創生センター内 (大阪研究室)
・ドイツ フランクフルト (ドイツ営業所)
 Darmstädter Landstr.118 60598 Frankfurt am Main Germany

③事業内容
・メディカル・分析・産業機器・一般工業製品のコア機構部の開発、設計から製造
・精密機械部品切削加工(各種複合切削加工・小径シームレスパイプの製作
  ・高速微細加工・ハステロイ、インコネル、チタン、SUS等、難削材の加工)
・小径βチタン合金パイプの製造/販売/提案
・眼鏡ゆるみ止めネジ等の販売
・眼鏡用線材

④代表取締役会長 二九 宏和
 代表取締役社長 二九 良三

⑤資本金   3,000万円

⑥従業員数  約180名

⑦沿革
1917年 3月 京都市下京区内で個人開業
1975年 9月 二九精密機械工業(株)商号変更・資本金450万円に増資
1986年 5月 八木工場完成
1987年 1月 資本金3,000万円に増資
1998年 6月 品質保証の国際規格ISO9002(1994年版)認証取得(八木工場)
2003年 2月 品質マネジメントシステム国際規格ISO9001(2000年版)
       認証取得(全社)
2004年 12月 KES環境マネジメントシステム(KESステップ2)認証取得(八木工場)
2009年 4月 前社長 二九宏和が代表取締役会長に就任
       前副社長 二九良三が代表取締役社長に就任
2009年 6月 京大桂ベンチャープラザ内に研究室開設
2009年 12月 ISO9001(2008年度版)認証取得
2010年 5月 本社新築移転
2012年 12月 京都工場 R&Dセンター竣工
2013年 7月 ISO14001:2004認証取得 認証範囲を全事業所とする
2014年 9月 ISO13485 : 2003 認証取得 全社認証範囲
2017年 3月 創業100周年を迎える


1.環境マネジメント組織図

環境報告 2015 二九精密機械工業株式会社

2.環境マネジメントシステム(ISO14001)の認証取得内容

初回登録日:2013年 7月30日
登録番号:C0166312-EM1

3.2017年度 環境改善活動の内容と実績

付表-1にて報告

4.具体的環境改善活動の紹介(一部)

  1)事業所毎に省資源(電気・ガソリン(石油)・製品加工不良)のCO2排出削減に取組みました。
    尚、京都工場と八木工場取組みに関しては外部・内部の変化により目標未達の結果となりました。
  2)八木工場の化学物質(ジクロロメタン)の使用量削減では、
    洗浄方法の教育・指導を行い適正な作業と
    洗浄機の保守の徹底を行い削減活動及び安全作業へ取り組みましたが、
    外部・内部の変化により目標未達の結果となりました。
  3)各事業所毎に工場内及び周辺の清掃を計画的に実施しました。
  4)環境委員会主催のイベントを行い啓発活動を実施し、
    環境に対する意識向上に取組みました。

5.環境関連法規の順守状況及び訴訟・苦情等の有無

当社の事業活動係る環境関連法規制等については、毎年度対象となる法規制等の調査を実施すると共に順守状況の確認と定められた届出・報告を実施いたしました。
また、関係する機関や関係者からの指摘及び訴訟・苦情はありませんでした。

以上

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