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環境報告2019

環境報告2019

ご挨拶


 近年、国内外において「これまでに経験したことの無い」と言わしめる台風や豪雨、洪水や干ばつといった自然災害が身近かつ頻繁に起こり、社会インフラを含む様々な環境への影響と、人類の活動に起因する環境問題等によって、地球を取り巻く環境が大きく変化し、その度合いも深刻さを増しています。

また、企業が事業活動を通じて社会へ果たすべき責任も変化し、持続可能な社会への貢献や、環境に関する問題や課題の解決が求められています。
当社は日々変化する時代の要請、社会の課題に真摯に向き合い、事業を通じて積極的に解決に取り組んでまいります。

ここに当社の2019年度の環境保全活動状況及び結果を報告させていただきます。


2020年6月22日
二九精密機械工業株式会社
代表取締役社長 二九 良三

付表-1

2019年度 環境改善活動の内容と実績

《本社》

環境改善計画目標 具体的施策 目標値 実績値 目標
達成率(%)
評価
1「CO2排出量の削減」
廃棄物の削減に伴うリサイクル率の向上
1.焼却廃棄物量を削減し、リサイクル可能廃棄物割合を向上 上期:58%
下期:60%
上期:57.4%
下期:58.0%
上期:98.9%
下期:96.6%
B
2「啓発活動Ⅰ」
社屋及び周辺の美化活動
年4回以上実施
1.社屋内外の清掃を実施 4回以上 4回 100.0% A

《京都工場》

環境改善計画目標 具体的施策 目標値 実績値 目標
達成率(%)
評価
1「省資源」
電気使用量の削減
(2018年度製造売上100万円当りの電気使用量3%削減)
原単位(kwh/100万円)
1.エアコンの使用管理ルールの徹底
2.不要箇所、休憩中の電気の消灯
(交代勤務稼動時を除く)
3.工程変更による改善活動
6,369.29 6386.39 99.7% B
2「啓発活動Ⅰ」
工場内・周辺の美化活動
(毎週1回実施/作業環境改善)
(目標値…毎週1回実施で1/1月とする)
1.毎週明け稼働日に工場内及び工場隣接歩道の清掃活動実施 12回 12回 100.0% A

《八木工場》

環境改善計画目標 具体的施策 目標値 実績値 目標
達成率(%)
評価
1「化学物質」
化学物質(ジクロロメタン)使用量の削減
2019年度4~6月期における洗浄100回あたりのジクロロメタン使用量10.64ℓの1%削減
単位(ℓ)
1.洗浄作業ルールの徹底
2.メタクレン回収装置の設計製作
※10.64ℓの1%減=10.54ℓ
84.32ℓ 87.19ℓ 96.7% B
2「啓発活動Ⅰ」
工場内外の全員清掃実施
(毎月1回実施 / 作業環境改善)
1.工場内全員清掃月1回
2.年2回環境啓発活動(地域のごみ、カン拾い)
12回 12回 100.0% A

《東京営業所》

環境改善計画目標 具体的施策 目標値 実績値 目標
達成率(%)
評価
1「省資源」
一人当たりのコピー用紙使用枚数の削減
2018/12~2019/2の2カ月平均:250枚/月1人の2%削減
単位(枚/月)
1. 2in1・両面印刷の手順/標準化
※250枚の2%減=245枚
2,990枚/月 2,414枚/月 121.8% A
1「啓発活動Ⅰ」
事務所外の美化活動
年2回以上実施
1.共有スペース(廊下)の清掃を月1回実施
◎実施日:毎月第二月曜日の午前10時~
 予備日(毎月第二火曜日の午前10時~)
12回 12回 100.0% A

《環境委員会》

環境改善計画目標 具体的施策 目標値 実績値 目標
達成率(%)
評価
1「啓発活動 Ⅱ」
環境イベントの実施
年2回以上
1.環境委員会にて計画・実施
①環境標語の募集(6月)
②各拠点で周辺のゴミ拾い(11月頃までに実施)
2回以上 2回 100.0% A

2019年度 環境方針


基本理念

二九精密機械工業株式会社は、地球環境保全を人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、全組織を挙げ事業活動を通じて、「持続的発展が可能な社会」の実現に貢献する。

方針

二九精密機械工業株式会社は、半導体製造装置・分析機器・医療検査機器等の精密機械部品の製造・販売に係る全ての活動、製品及びサービスの環境影響を低減するために、環境改善の目的及び目標を定め継続的に活動を実行し改善向上を図る。

1.当社は環境側面に関する法規制並びに同意したその他要求事項を順守する。

2.当社の活動、製品及びサービスに係る環境影響のうち、
  以下の項目に配慮し環境にやさしい企業活動を行う。
    a. 省資源・省エネルギーに努め環境負荷を低減する。
    b. 廃棄物の排出抑制と再利用に努める。
    c. 製品含有化学物質管理における体制維持及び法規制の順守・顧客の要求に対応していく。
    d. 有害化学物質を徹底管理し環境汚染防止に努める。
    e. 啓発活動(工場内・周辺の美化活動)及び環境イベント(社会貢献活動含む)を実施する。

3.一人ひとりが環境負荷低減活動を積極的に実践出来るように「環境方針」を定め、
  この環境方針を全従業員に周知する。また、社外へ環境方針を公開し、理解と協力を得る。

4.地域の環境改善活動に積極的に参画する。

上記の方針達成のために、環境目標及び達成計画を設定し、定期的に見直し、環境マネジメントシステムを推進する。

適用範囲

・適用するサイト

 社名 : 二九精密機械工業株式会社
 住所 : [本社] 京都府京都市南区唐橋経田町33-3
      [京都工場・R&Dセンター] 京都府京都市南区吉祥院内河原町20-1
      [八木工場] 京都府南丹市八木町大薮下河原田8-1
      [東京営業所] 東京都武蔵野市中町1丁目2番9号 サンローゼ武蔵野 501号

・適用する事業

  精密機械(半導体プロセスガス流量制御装置、工業用分析装置、医療用分析装置、自動車排気ガス分析装置、
    ポンプ、メガネ、その他)部品の設計・開発及び製造

・適用する要員

 当社社員及び常駐の外部委託者・派遣社員


2019年4月1日
二九精密機械工業株式会社
代表取締役社長(最高責任者) 二九 良三

会社概要


①会社名
 二九精密機械工業株式会社

②所在地
・京都府京都市南区唐橋経田町33-3 (本社)
・京都府京都市南区吉祥院内河原町20-1 (京都工場・R&Dセンター)
・京都府南丹市八木町大藪下河原田8-1 (八木工場)
・東京都武蔵野市中町1丁目2番9号 サンローゼ武蔵野 501号 (東京営業所)
・大阪府吹田市山手町3丁目3番35号
 関西大学イノベーション創生センター内 (大阪研究室)
・ドイツ フランクフルト (ドイツ営業所)
 Darmstädter Landstr.118
 60598 Frankfurt am Main Germany

③事業内容
・メディカル・分析・産業機器・一般工業製品のコア機構部の開発、設計から製造
・精密機械部品切削加工
 (各種複合切削加工・小径シームレスパイプの製作・高速微細加工・ハステロイ、インコネル、チタン、SUS等、難削材の加工)
・小径βチタン合金パイプの製造/販売/提案
・眼鏡ゆるみ止めネジ等の販売
・眼鏡用線材

④代表取締役会長 二九 宏和
 代表取締役社長 二九 良三

⑤資本金   6,750万円

⑥従業員数  約209名

⑦沿革
1917年 3月 京都市下京区内で個人開業
1975年 9月 二九精密機械工業(株)商号変更・資本金450万円に増資
1986年 5月 八木工場完成
1987年 1月 資本金3,000万円に増資
1998年 6月 品質保証の国際規格ISO9002(1994年版)認証取得(八木工場)
2003年 2月 品質マネジメントシステム国際規格ISO9001(2000年版)
        認証取得(全社)
2004年 12月 KES環境マネジメントシステム(KESステップ2)認証取得(八木工場)
2009年 4月 前社長 二九宏和が代表取締役会長に就任
        前副社長 二九良三が代表取締役社長に就任
2009年 6月 京大桂ベンチャープラザ内に研究室開設
2009年 12月 ISO9001(2008年度版)認証取得
2010年 5月 本社新築移転
2012年 12月 京都工場 R&Dセンター竣工
2013年 7月 ISO14001:2004認証取得 認証範囲を全事業所とする
2014年 9月 ISO13485 : 2003 認証取得 全社認証範囲
2017年 3月 創業100周年を迎える
2018年 12月 東京営業所を三鷹駅前に移転
2019年 1月 ISO-13485:2016年度版に移行。
        合わせて東京営業所を追加登録
2019年 12月 資本金6750万円に増資する


1. 環境マネジメント組織図

環境マネジメント組織図2019

2. 環境マネジメントシステム(ISO14001)の認証取得内容

初回登録日:2013年 7月30日
登録番号:C0166312-EM4(更新日:2017年8月29日)

3. 2019年度 環境改善活動の内容と実績

付表-1にて報告

4. 具体的環境改善活動の紹介(一部)

  1)本社では廃棄物の削減に伴うリサイクル率の向上でCO2排出量の削減に取り組みましたが、
    焼却廃棄物量が毎月ほぼ一定量なのに対し、リサイクル可能廃棄物量は時季による変動が大きく、
    目標未達の結果となりました。

  2)京都工場では電気使用量の削減で省資源に取組みましたが、
    外部・内部の変化により僅かに目標未達の結果となりました。

  3)八木工場の化学物質(ジクロロメタン)の使用量削減では、洗浄方法の教育・指導を行い、
    適正な作業と洗浄機の保守の徹底を行い、使用量の記録も厳格に取り、
    削減活動及び安全作業への徹底に取り組みましたが、外部・内部の変化により
    目標未達の結果となりました。

  4)東京営業所では、一人当たりのコピー用紙使用枚数の削減で省資源に取組み、目標達成しました。

  5)各事業所毎に社屋・工場内及び周辺の清掃を計画的に実施しました。

  6)環境委員会主催のイベントを行い啓発活動を実施し、環境に対する意識向上に取組みました。

5. 環境関連法規の順守状況及び訴訟・苦情等の有無

当社の事業活動に係る環境関連法規制等については、毎年度対象となる法規制等の調査を実施すると共に
順守状況の確認と定められた届出・報告を実施いたしました。
また、関係する機関や関係者からの訴訟はありませんでした。

以上

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